社会科の授業
今年度は社会科の授業研究をする機会に恵まれている。これって珍しいことですよね。国語や算数などの授業研究はそれなりにあるでしょうけど、社会科ってほとんど行われていないんじゃないでしょうか。
市の指導委員になったり教育実習があったり、校内研修でも好きな教科でやっていいことになっているので、やろうと思えば(やろうと思わなくても)それなりの回数やれるわけです。
で、思ったのは、授業も「持続可能」なことが大切ですということ。いや、授業なんて毎日やるわけだから「持続可能」なのが当たり前なんですが、研究授業というとやっぱり少し見栄えをよくしようとしたり、提案したい内容を盛り込んだり、そもそも研究テーマとの関連がみえるようにしたり・・・、普段通りとはいかないこともあるわけです。
いつもよりも多めに教材研究をしたり、資料を準備したり・・・。
しかしながら、それが何度もあるとなかなかに負担が大きくなってしまいます。実際、授業の準備にかける時間より、その他のことに時間がかかってしまうのが常ですね。
そんなときは、子どもたちに提示する課題をちょっと工夫するようにしています。
「〇〇さんに教えてあげよう」とか「おすすめしよう」とか、相手意識を持たせるだけで子どもたちは能動的に取り組んでくれるようになります。
たとえば、「沖縄に引っ越す人に、どんな家を建てたらいいか教えてあげよう」とか、「沖縄にぴったりの仕事をおすすめしよう」とか、「沖縄の良さが伝わる観光プランを考えよう」とか。
いつも通りの教科書の資料しかなくても子どもたちは進んで読み取ろうとしてくれます。そして、ちゃんと説明してくれます。
社会科の授業研究というと、すごいネタや資料を準備してっていうイメージがありますが、そんなこと、毎回はできません(私には)。ちょっとした一工夫で生き生きと学ぶ姿が見られるようになります。
「持続可能」って大事ですよね。(ある程度持続すると、マンネリとの戦いになりますが・・・)