悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

少しでもアクティブに!

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今年度は初任研の補充として、年に数回、社会科の授業を行うことができました。「教科書の〇ページをお願いします」という感じでポンッとやるのでなかなかやりにくいのはありますが、そんなこと言っていられる年でもありません。

5年生ですと、「工業生産の特色を理解する」とか「〇〇の生産額の変化の特徴をつかむ」とか、そういう時間がよくあります。グラフを読み取って気づいたことをノートに書いて・・・、というのがよくあるパターンです。

工業なんていう言葉を聞いただけで意欲がなくなるなんていう子どももいます。「〇〇工業地帯」「機械工業」などの漢字を見ただけで「もう教科書も読みたくない!」みたいな。そういう時間に、ちょっとでも能動的に学習に取り組んでほしいなあと思ってよくやるのが、「この先どうなるか予想する」という活動です。

帯グラフや折れ線グラフを見た後、「〇年後のグラフはどうなるか?」ということを考えてもらいます。「変化の特色」をある程度つかんでいないと予想はできませんから、予想するために、これまでの変化などを自ら読み取るようになります。「〇〇工業が増えているからこの後も増えるんじゃないかな?」もう少し詳しく「〇〇が増えたのは□□が理由だろう。そうするとこの後は~~になるんじゃないかな?」なんていうことを考えるようになることもあります。

もちろん、正解はないわけですから、みんな思い思いに取り組むことができます。自分なりの理由・根拠をいえることが大切と言うことですね。

時々、こんなことをやって、「覚える」だけではなく「考える」ことの楽しさをしってほしいなあと思っています。