悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

見学した後は写真選び

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社会科ではいろいろなところに見学に行きます。消防署やスーパーマーケット、警察署、工場、浄水場などなど。(最近はコロナの影響でなかなか行けませんが)

見学は子どもたちも大好きですよね。「社会科が楽しい」と感じるのは、こういった見学があるからかもしれません。

しかし、その見学でよくあるのが「あ~、楽しかった」で終わってしまうことです。事前に課題意識を高め、見学するねらいを明確にしておかないと、見ただけで終わってしまいます。せっかく現地に行ったのに、肝心なことを見落としたり、気づいてほしいことに気づかなかったりしてしまいます。なかなか難しいですね。

そこで、見学した後に、「○○の工夫アルバムづくり」に取り組ませます。例えば、「スーパーマーケットの工夫ベスト3を写真で紹介しよう」というような感じです。

見学に行った際、教師がたくさん写真を撮っておき、印刷して児童に配ります。そこから「これが大事だ!」と思った写真を選ばせ、どうしてその写真が大事だと思ったか理由を書かせるようにします。もちろん教師がとった写真ですから、見学の際、子どもたちが気づかなかったようなところもちゃんと押さえてあります。改めて写真を見て、見学の時は気づかなかった工夫に気づくということもあります。(子どもに写真を撮らせることもできますが、デジカメがたくさん必要になり、逆に写真撮影に夢中になり説明を聞き逃してしまうことも考えられます)

書いた後に互いに見せ合うと、それぞれ違いがあり、いろいろな視点から考えることができます。