悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

教育実習騒動記

教育実習生がうちのクラスに来ました。

これまでも何度か教育実習を担当したことはありました。クラスに若い先生が来てくれただけで、子どもたちは大喜び。休み時間に一緒に遊んでもらったり、実習生の授業を一生懸命うけたり。自分的にも、クラスの様子を後ろから見ると気付くことも多く、実習生と話すことでいろいろ学ぶこともありました。

ですから、それなりに大変ではあるのですが(毎時間授業を見られるし、指導案を作ったり、日誌にコメントを書いたり、授業研究の日程調整をしたり、普段の仕事にさらにやることが増えるわけです)、楽しみな気持ちもありました。

で、迎えた今回の実習。5月下旬から6月下旬の1ヶ月間だったわけですが、一切が終了したのが、なんと1学期終了後でした。

どういうことかというと、実習日誌のコメントを入れて、評価を提出したのが夏休みになってからだったわけです。

教育実習では基本的に毎日実習日誌というものを書くことになっています。その日の予定とか反省とか。それをうけとって担当教員はコメントをいれて返すわけです。1日が終了してから日誌を書きますので、必然的に受け取るのは退勤時刻を過ぎてからになりますよね。場合によっては次の日になることも・・・。しかも、教育実習に関わることですから内容もしっかり考えて少しでも役に立つようにと思って書きますから、それなりに手間なわけです。

で、実習期間が終わると、実習全体を振り返っての反省や自己評価を記入することがあります。それに対してのコメントや評価を入れるわけです。実習が終わってからになるわけですから、普通は、実習終了後、学校に日誌を届けに来たり、郵送したりするのが普通です。

そう、今回は実習期間が過ぎて、1週間たってもその日誌が学校に届かなかったんです。大学の決まりで、実習校は、実習終了後3週間以内に日誌や評価を大学に提出することとなっていました。が、日誌届かず。もちろん、電話も入れました。「今週中には郵送しますので・・・。」という返事だったにもかかわらず、さらに1週間待っても届きません。結局、6月下旬に終了した実習の日誌は1学期の終業式が過ぎてから郵送されてきました。

うーん。これまでにはなかったパターンです。

もちろん、こんな感じですから、実習中もいろいろありましたよ。授業がうまくいかないなんて言うのは、いいんですよ。実習ですから。ただ、前日になっても指導案がほぼ白紙で、当日も印刷してこなくて、「学校で印刷しようと思ってました」って、データがクラウド上にしか保存されてなくて、テザリング教えてなんとかギリギリ印刷して・・・って。普通は少なくとも1週間前とか3日前には見てもらって直してそれから提出なんですけど・・・。

どんな授業にしたいかずいぶん前から声をかけて、放課後も雑用なんて頼まず早めに日誌や指導案を書く時間を取って、こまめに声をかけていたつもりなんですが・・・。

なにより、「こんな授業をしたい」っていうのがなんもなくて、「指導書通りに流しましたー」っていう指導案で。「何がしたくて実習に来たんだ!」って思わず言いそうになりました。

最初から全て手取り足取り全て指導しなくちゃいけなかったのかな。でも、申し訳ないけど、今の学校にそんな余裕はないです。大学で何も学んでこなかったのかな。

なんか、いろいろと不安になった教育実習でした。