焦らなくていいんじゃない?
「あのクラス、どうしたらいいですか?」
「あの子を見かけたら、どう対応したらいいですか?」
「目を離さないようにしないと・・・」
最近、職員室でよく聞こえてくる話・・・。
つまり、ちょっと落ち着かなくなった(崩壊しそうな)学級があり、このままじゃまずいだろうということです。クラスの3、4人が全く言うことを聞かず、指示が通らない、騒ぐ、勝手に立ち歩く、教室から出て行く・・・というような行動が目立ってきたからです。
なんとかしようと、上記のような話になるわけです。
これ、気持ちは分かります。「担任一人に任せるのではなく、周りがサポートしていきましょう。組織的に対応しましょう。」ということです。
このような場合、「担任外の職員が絶えず教室にはりつく」という対応になることが多いように感じます。まあ、担任一人に任せない、背負わせない、ということですから、そうなるでしょう。
それ自体は別にいいんです。学校がちゃんと回れば。そのままうまいこと落ち着きを取り戻すこともあるはずです。自分に目をかけてもらえればちゃんと学習に向かう子どもも多いものです。
もちろんうまくいかないこともあります。すぐによくなるわけはないですよね。そもそも、すぐによくなる子どもだったらそこまで荒れるはずがありません。
先生方はいろいろ働きかけます。いろいろな声をかけます。
でも、すぐに変わるわけないですよね。そんなにすぐ変わることを期待しないでいいんじゃないですかね。ネットの広告で「こうやればすぐ痩せる」「すぐにお肌つやつやに」なんて書いてあったら、うさんくさいですよね。万が一、すぐに効くとしても、その分、副作用が大きいはずです。じわじわと、「これ本当に効いてんのか?」くらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。
焦らなくてもいいんじゃないのって思うここ数日でした。
(「そんなこと言ってるから、手遅れになるんだ!」って言う声が聞こえてきそうですが・・・。)