トリセツを作ろう
今年度は、慣れない理科を受け持っています。担任しているときは、大体、他の方に授業をしてもらっていました。理科は、小学校の教科の中ではどちらかというと専門的な知識が必要とされる教科だと思います。さらに、実験を行うときの準備や片付けなどの時間がかなり必要ということもあります。ですから、理科は他の方にお願いすることが多くなりがちです。
それで、今年度は担任していない私が「他の方」として理科を行っているわけです。専門的知識、ほとんどありません。教科書を見てなんとかやっているわけですが、まあ、工夫した授業なんてできません。それでも、実験や観察は興味を持ってやってくれるので助かっていますが。
さて、理科では、いろいろな道具を使います。これらの道具を正しく使えるようになることも大切な内容の一つです。実際に使いながら身につけていくのが一番ですが、さらに意識できるように、「取扱説明書づくり」を行ってみました。普通は、こちらが使い方や注意事項を説明する訳ですが、これを子どもたちにやってもらうわけです。
「はい、使い方説明するよ。」というより、「みんなでトリセツ作ってね。」という方が、ノリノリで取り組んでくれます。
方法もいろいろできます。一人一人作っても良いし、代表に説明してもらってもいいし。完成した物を、道具の横に備え付けたり掲示したりすれば、子どもたちのやる気もますますアップします。もちろん、他の人がそれを見て使うわけですから、間違ったことは書けませんし、注意することなども目立つように書いてくれます。
こちらがやりたいことを、子どもたちにやってもらうというのが大事ですね。