悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

バレエ鑑賞

勤務校の芸術鑑賞教室。

なんと、バレエ!(バレーボールじゃないですよ)

この話を聞いた時、正直、微妙な感じでした。「つまんないんじゃないの?小学生が見たって飽きちゃうんじゃないの?」という気持ち。

もちろん、バレエなんていうものは今まで一度も見たことがありません。白い衣装着てくるくる回るよね、くらいのイメージです。フィギュアスケートとか、ああいったものかなあと。(後は、バカ殿が着てる股間から白鳥が首を出してる衣装!)だから、そんなに期待してなかったわけです。

で、実際に鑑賞してみると・・・いやあ、すごいですね、バレエ!一人一人の動きの優雅さ、キレ!集団やペアでのシンクロした動き!ものすごくハードな動きにもかかわらず、そんなことは微塵も感じさせず、どこまでも優雅。

ちゃんと衣装(白いのだけじゃなく)や舞台装置もあって、セリフがなくてもちゃんとストーリーが分かります。

一人一人の動きの素晴らしさとストーリーに引き込まれてしまいました。なんかね、貴族になったような気持ちです。

今回は体育館での上演となったわけですが、多分、これも良かったのかもしれません。なんといっても、至近距離で鑑賞することができます。大きな劇場では、もちろん、舞台装置、音響、照明などは素晴らしいのでしょうが、よほどいい席でなければ、今回のように間近に見ることはできなかったでしょう。何せ、足音が聞こえるくらいの距離ですから。

児童も最後まで食い入るように見ていました。しかも、特別出演した児童も。メイクをして衣装をつけてバレエに参加です。すごいなあ。終わった後、教室でもしばらく、ここがすごかった!あれがすごかった!と、興奮冷めやらぬ様子でした。

自分もですが、ほとんどの児童もバレエを見るのは初めて。もしかしたら、全く興味をもたず、一生見ることなく過ごしたかもしれませんよね。でも、今回、このような機会があったことで、バレエに興味を持つ子が出るかもしれません。ひょっとするとバレリーナを目指す子が出るかもしれません!

やっぱりこういうのって大事なんだなあ。改めて本物に触れることの大切さを感じさせられました。