悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

石川町教育ゼミナール

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行ってきました「石川町教育ゼミナール」!

今年で多分3回目。しかし、3年とも2日目のみの参加。なぜか1日目に違う出張や人間ドックなど、予定が重なってしまって1日しか出ることができません。

1日目の方が『学び合い』について濃い内容のような気がするので、1日目から参加したいところなんですけど、かないません。1日目が無理なら今年はやめとこうかなあ、と考えていたのですが、去年も一昨年も、2日目だけでも『学び合い』に浸れたような記憶があります。それで、今年も申し込んでみました。

前半は上越教育大の院生の方による発表でした。デザインシートの活用やCS…なんだっけ、CSCLだっけ、それの活用についてのお話でした。理論と実践の往還というテーマの通り、実践だけではなく理論研究のことについてもさらりとお話しされていました。論文など書いたことのない自分にとっては「ヘェ〜」ということばかりでした。なるほどねえ、研究ってああやってやるんですねえ。(自分には絶対無理だということが確信できました。)

そのあとの、水落先生と阿部先生の対談が、とても刺激的でした。参加されている先生方からの疑問に沿ってのお話しされていて、どれも関心のあることばかりです。内容のみならず、阿部先生が用意されていたスライド、これがまた、今まで見たことない形。毎回毎回、本当に新しいものを使いこなされているのがさすがです。「一斉指導と学び合い」「学力差と学び合い」「課題設定」等々、お二人のお話を聞いて、『学び合い』ってこうだったよなあ、と、なんか根っこの部分について再確認できた感じでした。このお話を聞けただけでも、参加してよかったなあと思いました。

後半は、「エデュタブ」を活用した授業デザインを考えるという演習でした。なんかよく分からないまま、とりあえず「エデュタブ」をいじらせていただきました。石川町には導入され始めたところというお話でした。また、タブレット端末がとりあえず、1クラス分程度はあるということで、自分の勤務しているところとの差を感じてしまいました。自分の職場ではタブレットは1台もありません。(ハイブリッド型ノートパソコン、つまり画面だけ取り外してタブレットになるものはあるのですが、基本、ノートパソコンなので、施錠されてあるパソコン室に置いたままになっています)噂によると、今年中にiPadが3台入るらしです!(3台って、どんな活用を想定しているのだろう?)

いじってみて思ったのは、これって「活用しよう!」って気合い入れなくても、めあてを立てたら、とりあえず子どもたちに預けて、解決に向かって考えている様子を映しとけばいいんでないの、ということ。「あの子はこんなこと書いてるなあ」とか「あの子は進んでないぞ、困ってるのかな?」とか、そんなことを考えて交流が始まったり、もちろん、立ち歩くまでもないようなことは座ったまま画面で確認するだけでいいだろうし。気になれば立っていくだろうし。「エデュタブ」も、子どもたちが活用可能な学習環境の一つにしておけばいいんのではないだろうか。(ただ、あの画面にめあてから解決までの流れは記録できないだろうから、もっとでっかいページにしておけば面白いかなあ。あれだ、紙芝居と模造紙の違いみたいなものだね。)なんてことをつらつらと考えていました。まあ、勤務している市に入ることはおそらく(ここしばらくは)ないだろうから、石川町の方々に頑張っていただけばいいわけで。

途中、『学び合い』と「学びの共同体」とか、『学び合い』と個別指導とかについて話し合うことができて、やっぱり、来てよかったなあと思いました。

『学び合い』に浸ることができた1日でした。さて、明日はお休み。夏休みを満喫したいものです。(フォーラムには参加しません、遠いので。誰かアップしてくれるでしょう)