悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

やる子とやらない子

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どうしても、積極的にやる子どもに目がいってしまいます。いいところも、悪いところも、どっちの場合もです。

ガンガン騒ぐ子。授業中に積極的に発言する子。進んで働く子。どの子も目が行きますよね。その度に、注意したり、褒めたり、紹介したり、何らかの働きかけをしています。

こういう子の場合、もちろん本当に「積極的ないい子」もいるのですが、「自分をアピールしたい子」というのが多いかと思います。自分をアピールしたいのですから、注意だろうと何だろうと声をかけてもらえれば満足でしょう。

ですが、本当に意識して声をかけなくてはならないのは、そうではない子なのかなあ、と思います。あまり目立つことをやらない子です。騒いでいる子のそばで、じっと席について待っている子。どんどん発言する子の隣で話を聞いている子、進んで働くわけではないけれど自分のことは自分できちんとやっている子。

そういう子をちゃんと見て、声をかけること、認めて行くことが大事なんだろうなあと思います。

以前、菊池省三先生の話を聞いたときに、「無責任な積極性より、責任ある消極性」という言葉があったように思います。

そういう子どもたちをきちんと認め、こちらの味方になってもらえば、崩れないんだろうなあ。どうしても目立つ子にばかり目がいいていたように思うので、改めて意識するために書いておきました。