悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

鑑賞教室

先日、鑑賞教室が行われた。

今回は「アフリカ民族音楽」の鑑賞。イギリス生まれの日本人とセネガル人のお二方が来校した。

正直なところ、最初はちょっと嫌だなあと思っていた。まあ、あまり興味がないというか。ノリノリな雰囲気を無理やり出さなくちゃいけないんじゃないか、とか、踊らされるんじゃないか、とか。あんまりテンション高いのは好きじゃないもので。

確かに、オープニングはそんな感じ。みんな声を出して〜みたいな。子ども達もちょっと戸惑いがち。でも、トークが始まると、セネガルという国のこと、いろいろな国に行った時のエピソード。話を聞いているうちに、単なる音楽ではなく、様々な国の文化の違いや生活の様子などをイメージしながら聞けるようになった。

案の定、一緒にダンス!という部分もあったんだけど、みんな笑顔でノリノリだった!大盛り上がりのうちに終了。あっという間の90分だった。

子どもたちからも「楽しかった〜」の声。音楽の楽しさはもちろん、国際理解にもつながる鑑賞教室だった。

お二人の話の中で特に印象に残ったのが、演奏の途中にマイクが倒れてしまったハプニングが起きた時のこと。

みんなは、こういう失敗があった時、(恥ずかしー)って思うでしょう。でもね、セネガルではね、(おいしー)って思うんだよ。笑いを取れた!盛り上がった!って。こういう前向きな気持ちっていいよね。

という話。

これって関西人の感覚と似ているってことだった。

なんでも前向きに捉えることの大切さ。この方も、前向きに考えて色々なことに挑戦してきたからこそ、今、こういうことができているってことだった。

失敗しても、「ラッキー」っていう感じで、前進していく気持ち。子どもたちにも大事にしてほしいし、自分もそうなれたらいいな。