悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

きっかけは・・・

3学期になって、以前よりもぐっと頑張りが感じられるようになった子がいます。以前は、どちらかと言うとだらしがない方の子でした。

忘れ物が多い、整理整頓ができない、話が聞けない、靴のかかとをいつもつぶしている、などなど・・・。どうしても悪いところが目立ってしまっていました。

そんな子が、3学期は、しっかり姿勢を正して話を聞くようになりました。忘れ物や整理整頓は相変わらずですが、よくなろうと意識している様子が伺えます。

きっかけはなんなのだろうと考えていました。まあ、6年生の3学期ですから、特別な何かがなくても、ぐっと成長してくる子がいて当たり前なのですが、「そういえば・・・」と思い出したことがありました。

3学期の始業式、校歌を歌うときに、かけていたマスクをとって歌ったのを教室で褒めたのでした。「マスクをしたままでも歌えたし、マスクをしていた方が歌ったふりだってできる。でも、しっかりマスクを外して歌った。きちんと校歌を歌おうという気持ちの現れだと思う。立派だ。」みたいな話をしたのでした。

それがきっかけなのかどうかはわかりませんが、もしかしたら少しは関係しているのかもしれないな、と思いました。

最近、どうしても説教が多くなっていました。こういうことを思い出して、たくさんいいところを見つけて、きちんと伝えていきたいなと思います。