悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

やっぱり鼓笛は嫌いだ・・・

長男は小学3年生。

親から見てもなんというかお堅い性格である。不器用というか、どうでもいいことにバカ真面目というか。もう少し力を抜いてもいいのに、と思うことがしばしば。細かいことも気にしてしまう。(その割にはどこか抜けているのだが)

今日も、朝から「宿題だから」と言って鍵盤ハーモニカの練習を始めた。

「やっと校歌、合格もらえたんだ。だから今度は短いうた口でやるの。」と、いうことらしい。

長男の通う学校の鼓笛隊は4年生以上だが、2学期の終わりか3学期にある「鼓笛移杖式」に向けて、3年生も鼓笛の演奏の練習をしなければならないというわけだ。

ところで、この「校歌」というものが厄介である。どうなんだろう、これ、3年生から鍵盤ハーモニカで弾けることを想定して作ってあるのだろうか。息子が弾いているのを見ている限り、少なくとも3年生がやるにはちと難しいのではないだろうか。鼓笛用にやや簡単な楽譜にはしてあると思うが、それでもやっぱり難しいように思える。

それでも、真面目な息子のことだからせっせと練習に励み、普通の状態(あの長いホースで吹く場合)では、スラスラである。「泣き泣き練習してたもんなあ。やっと合格できたんだなあ。」と思っていたところに、今度は短い方のうた口で吹くという課題である。

ここでまた、グンと難易度が上がる。「よく見えなくて難しい〜。」などと言いながら、練習している。が、そうそう簡単に吹けるようにはならない。次第に、涙目になっていく長男・・・。

「できなくてもいいんだよ。ゆっくりでいいからね。」などと声をかけながら思う。(息子よ。3年生でそこまで弾ければ十分だよ。教科書のレベルをはるかに超える曲が弾けているのだから)と。

ちなみに、校歌と同時進行でもう1曲練習しなくてはならないらしい。鼓笛では、校歌ともう1曲、だいたいその年に流行った曲なんかを演奏するのがポピュラーである。まあ、こちらも優しい編曲にしてはあるだろうが、それでもやっぱり難しい。

おそらく、3年生の平均以上には鍵盤ハーモニカが弾けているであろう息子。でも、「鼓笛の曲が弾けない」と自信をなくしていく息子。その分、できるようになった時の達成感は大きいのだろう。しかしながら、釈然としない気持ちである。

やっぱり鼓笛は好きになれない・・・。