悠悠閑適

小学校教員のひとり言。学校のことや子育てのこと、趣味のランニングのこと、などなど。日記がわりにいろいろ呟きます。

学びの場へ

 相変わらずの曇り空の下、車を走らせること30分。

 夏休み以来となる学びの場に参加してきた。その名も「学びのカリキュラム・マネジメント講座」この講座名だけでちょっと未来を先取りしたように感じられ、わくわくする。

 予定通り会場に到着し、部屋を確認するため案内板を見る。お、あったあった、これだな。主催は・・・「福島若手教師の会」!

うーん、自分、若手ではないよなあ・・・。

と、どうでもいいことを考えつつ時間を待つ。

 講師は坂内先生。これまでにも何度かお話を聞いたことがある。いつも実践を基にしたお話は、これまでの自分の実践の支えとなってくれた。「坂内先生が言ってたんだからこれでいいはず!」という大変自分勝手な感じだが。

 さて、今回のお話も聞きごたえがあった。いつものように淡々と丁寧なお話。「なるほど、そうか」と納得のいく内容ばかりである。この説得力は、きっと、日ごろのからの膨大な実践があるから、そして目の前の児童の姿からのお話だからなのだろうと思う。たっぷりと聞けて本当によかった。

 さらに、今回は自分でカリキュラム・マネジメントをやってみるという実践的な内容も位置付けられていた。

 実際に教科書を開いて眺めてみる。各教科も思った以上に他教科との関連が図られていることに気付く。特に国語などは、明らかに他教科での活用を図ることが意識されている。

 もちろん、これまでも合科的な指導ということは、時折、行ってはいた。けれど、その時その時の行き当たりばったりなものばかりで、よく、授業が終わってから、「あ、ここはあの教科でもやったよなあ。」とか「あれと同じじゃん。」などということがあった。

 そのようなことを、見通しをもって計画的に行うことが大切なんだということを改めて時間することができた。ざっと、単元を書き抜いてみるだけでも随分と意識が違うように感じる。やっぱり、具体的にやってみることは大事なんだな。そういうことに気付いただけでも本当に参加してよかったと思う。

 ところで、このような研修会に参加するようになって、自分の周りにもすごい人たちがたくさんいるんだなあということを感じるようになった。たくさん本を書いている人とか、全国的に有名な人とか、そういう人とつながりが深い人とか、大学の先生になっちゃう人とか・・・。自分がアンテナを高くさえすればいろいろなことに気付く、ということだろう。

 そういう人たちと仲良くなれるのはとてもうれしいことなのだが、自分的には、結構こわいというか・・・。なんだろう、自分の人間としての底の浅さを見透かされるような気がして、ちょっと腰が引けてしまう。もともと大したものじゃないんだから開き直っていればいいのに、なんか、必死に取り繕おうとしている自分に嫌気がさしてしまう。

 まあ、そういうことをブログに書くこと自体、なんだかなあっていう話なのだが。